経済・政治・国際

2009年1月25日 (日)

おすすめTV番組:NHK「出社が楽しい経済学」

  • 本日は面白い経済学のTV番組の紹介です。

NHKの「出社が楽しい経済学」

という、経済学初学者向けの番組がとても面白く、最近ハマってます。

毎回、ドラマ仕立ての内容で事例を通して、経済学の本質に触れていく、

という内容なんですが、

私のような経済学初学者でも分かりやすく平易に解説されており、とても充実したコンテンツとなっております。

放送第一回は、

「サンクコスト」
(埋没した費用)

という内容。

(内容詳細は、番組HPや、下記掲載のNHK出版編「出社が楽しい経済学」を参考のこと。)

第二回は見逃したので、再放送を見る予定です。

ということで割愛します。

第三回は

「比較優位」

について。

2人で2つの仕事を分業する場合、どちらも一方の人が得意であっても、機会費用(その仕事をすることで犠牲になる仕事)が小さい仕事に特化、分業することで全体の生産性が上がる。

という概念が、「比較優位」と言われています。

大変、奥が深い概念なのですが、

要は、客観的にAさん、Bさん、各々の効率を考慮して、ムダが少なくなる方向で分業することが比較優位だと言えると思います。

つまり、どちらが、どちらの仕事に専念したほうが、全体としてムダが少なくなるか、効率が良いか、という視点で客観的にモノを見れば、良いわけです。

「誰でも何らかの比較優位を持つ」と言えます。

番組内でも触れられていますが、

これは、アメリカの世界最大手企業、GE(ゼネラル・エレクトロニック)で、

長年、CEOを勤めてきた

「ジャック・ウェルチ」

という経営者が、

「選択と集中」

(自ら強みのある事業にヒトやカネなどの経営資源を集中する)

という考えにもつながってくるモノです。

私には、「あれもこれも」と欲張ってしまい、どれも平凡な結果に終わってしまうという悪いパーソナリティがあるので、どれが

「比較優位」

で、どの分野に

「選択と集中」

すべきか、自問自答し、歴史ある経済学の知見を、自分の日常生活に応用したいなぁ。。と思いました。

この本は、番組の内容を平易に解説してあり、経済学初学者におすすめです。

↓↓↓↓↓

番組の詳細、放送時間は以下、参照のこと。

リンク: 出社が楽しい経済学.

番組解説者のブログ。

番組を見てから、一見してみたらいいかも。

吉本佳生氏のブログ

リンク: 損益は糾える縄の如し(吉本佳生ブログ).

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2008年12月 9日 (火)

米国学生就職事情 学費高騰 そして多額の借金へ

興味深い、海外のニュースがあったので、一部引用しながら、紹介したいと思います。

米国の大学生は深刻化する不況の影響を受け、学費高騰や就職難、借金にあえいでいるらしいです。

非営利の大学情報機関
「カレッジ・ボード」
の調査結果によると、
2008年秋から始まった新学期の学費の平均上昇率は

6.2%

らしいです!

米国の大学では、金融危機の影響で基金の減少が大きく、大学の財政危機を立て直すべく、その負担分を学生の学費に転嫁しているみたいですね。
08年から09年にかけての、

公立大の年間平均授業料は6585ドル(約61万円)、

私立大は25143ドル(約234万円)!

公立大の授業料は10年前に比べ、五割増えたらしいです。

私立大は日本と比較しても、とても高額ですよね。

米国では、親が裕福な家庭の場合を除き、ほとんどの学生が授業料、教科書代、生活費を学費ローンで払うのが一般的でその金額は莫大です。

そして、私立大卒業生の六割以上が、ローンを抱えて卒業します。

その金利はなんと6-8%台!

米国では、進学試験が厳しく、勉強に忙しく、アルバイトしてる余裕はないため、アルバイトによる収入は期待できません。

そのため、就職出来なかった場合、学費をはじめとした、学費ローンだけが負債として残るのです。

米国で、人気企業に就職するためには、

大学の著名度や

「マスター」(修士課程修了)

の肩書きが必要になることが多いため、たとえ学費が高くとも有名私立大や修士課程へ進学を希望する学生が多いらしいです。

しかし、世界での不況による就職難で、

「名門大からウォール街へ」

という出世コースは事実上なくなり、就職できず、学費高騰により膨れ上がった卒業時の学費ローンの負債だけ背負い込むハメになる学生が増えているらしいです。

悪循環ですよね。

昨今、日本でも、新卒の学生に対しての、
「内定取り消し」
などが、かなり話題として騒がれ、就職活動を始める学生にとって、不安材料が多くなっているのは間違いありません。

しかし、上記のような米国の深刻な経済的な就職事情と比較すれば、まだまだ悲観すべきでないし、まだ日本はマシなのではないでしょうか。

まだ大学生の皆さんには、企業に入って、即戦力となる人材になれるよう、日頃から自己研鑽に努めてもらいたいと思います。

そうすることが、就職活動を突破する、唯一かつ最も確実な、正攻法ではないでしょうか。

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2008年11月24日 (月)

おすすめ起業法:「成功者の告白」神田昌典さんが語る起業するためのノウハウ満載本

最近、読んだ本でとても面白い本があったので紹介します。

起業を将来したいと考えている人や、起業に漠然と興味がある人に、おすすめしたい本です。

成功者の告白
~5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語~
神田昌典 著
講談社+α文庫
2006年
781円

です。

決して新しい本ではないですが、
一言で言うと、
「中身の密度が超濃い」小説です。

フィクション小説なのですが、最後まで読むと分かるように、神田昌典氏の経験に裏打ちされたもので、独立からの五年間に起こる典型的な出来事を、複数の実話をベースにパターン化したものです。

タイトルにある、

5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

というと、ノウハウを詰め込んだ、ただのハウトゥー本と思うかもしれませんが、そうではありません。

成功に至るまでは山あり谷ありで、仕事での成功の陰に潜む、家庭の問題など、今まで一般に論じられなかった、成長段階ごとに起こる典型的な問題を、仕事および家庭の両点にフォーカスを当てて書かれています。

また、5年間を3時間で学ぶのですから、中身は本当に凝縮されて、密度の非常に濃いものになっています。

エピローグで、神田昌典氏も、本来なら数冊になるところを、無理して一冊に詰め込んだと言っています。

小説なので、読みやすいのはもちろんですが、小説内の本文では、会話調で、起業し奮闘する主人公に対して、彼のあらゆる疑問に、元上司の経営コンサルタントの神崎(おそらく神田氏の名前と立場からきていると思われる)が、幅広い知見をもとに、分かりやすい具体的な例をあげながら答えていき、指南していくわけです。

初めは、私も納得できませんでした。

彼の、将来を予測するような断言的な物言いに、
「なんで、そうなると言い切れるの?」
と初めは思います。

ところが、小説のストーリーを通して、彼の言ってることが、ストーリーの中で現実に起こってきます。

その具体例を通して、隠れた法則に対する理解は深まります。

そのような現象に対して、ただの偶然と思われる人もいるかもしれませんが、この小説に出てくる、いわゆる「見えざる法則」は、神田氏が数千社の経営者と関わってきて痛感しただけではなく、過去の世界における成功者も経験してきたものだそうです(そこからタイトルの「成功者の告白」はきてます)。

つまり、裏を返せば、過去の成功者の失敗から、成功するための法則を掴んでいくことができる、そのようなとても有益な法則が凝縮された一冊になっています。

読み終えてみて、
ビジネスの根幹である、起業のノウハウが掴めただけではなく、
成長段階における、仕事と家庭の関係など、
ちょっと大きな法則というか流れの片鱗に触れた気がしました。

また小説の中での、
起業して、困難を乗り越えながら、成功するあとまで、一喜一憂する場面は多々あり、熱い人間ドラマみたいなところで、感動し、感極まる場面も多々ありました。

というわけで、小説としても楽しめます。

781円の文庫本と、とても廉価なのに、この凝縮された内容は買い!です。

2006年なので、ちょっとだけ古いですが、
是非おすすめします。

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